ダブルケアラーを支援する活動の一つに、ダブルケアカフェがあります。
おしゃべり会をイメージしてもらうといいのかなと思います。
ここ数年、『ダブルケア』という言葉が少しずつ認知されてきましたが、それに伴って、ダブルケア経験者や現在進行形でダブルケア中の方々が中心となり全国各地で開催されています。
私は、コロナ禍真っ只中の頃、ダブルケアパートナー主催の『オンライン ダブルケアカフェ』に初めて参加しました。
自粛期間中だからこそのオンライン開催。
でも、ダブルケア中だと家を空けて会場へ足を運ぶことが出来ない人も多いと思いますので、オンラインで参加できるのはとても画期的だなと思いました。
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最初の一歩
きっかけは、Twitterでたまたま見かけたつぶやきでした。
ダブルケアカフェ‥かぁ…
へぇ~いいなぁ~
でも今は子供いるし。
そもそも遠いところなんだろうな…
と半ばあきらめの気持ちだったのですが、オンライン開催、しかも時間も21過ぎ~なので、当時は子供もこの時間には寝ていたので状況的には参加できるとわかり、すぐ主催者に連絡をさせてもらいました。
事前のLINEでのやり取りも丁寧で、不安なく当日を迎えることが出来ました。
途中退出や途中参加もOK、パジャマでも全然いいです!とおっしゃって下さって、参加へのハードルが一気に下がり気持ちが楽になったのを覚えています。
しかし、そうゆう日に限って、子供が寝ない(笑)
結局、『ママと一緒にお電話する~♪』ということになりました。
快く受け入れてくださった事に感謝です(*u᎑u)
当日は、全体での話とグループに分かれての会話。
全員とお話ができたわけではありませんが、色んな状況の方がいて、それぞれが色んな想いの中で、育児、介護、そしてコロナに向き合っていることがわかりました。
私たちは、どうしても、身近な人の意見に引っ張られたり、比較してしまいがちですが、
100人ダブルケアラーがいたら、100通りのやり方があっていい。
答えは一つじゃない、一つに絞る必要もないんだな。と気づけました。
そして、やっぱり顔を見て話せるっていいですね!
このダブルケアカフェへの参加が、【ダブルケア千葉南】を立ち上げるための最初の一歩になったのだと思います。
支援の輪
私の住んでいる地域には、【ダブルケア】という言葉がまだ浸透していないように思います。
だからこそ、オンラインカフェで、同じように小さな子どもを持つママ達と介護について話せたことはとても嬉しかったですし、貴重な体験となりました。
育児では、【ワンオペ育児】とか【孤育て】という表現があります。
私は、育児がこれで、本当に地獄のような日々でした。
正直、今でも思い出したくもないくらい。
もう何度手を出しそうになったことか…
いつでも越えてはいけない一線を越えられそうな、精神状態ギリギリの毎日でした。
でも、その地獄だった日々を変えてくれたのが、市の幼児教室でした。
同じように大変な思いをしてるママがたくさんいることを知り、悩みを共有できて安心感がありました。
ここにいけば話しを聞いてもらえる、この人たちならわかってくれる。
そんな場所を見つけられたことで、私は地獄の育児から救われました。
1歳半検診で発語がなかったことで幼児教室への参加を勧められたのですが、保健師さんと定期的に直接話せて、娘の成長を見てもらえることの安心感がとても大きかったです。
介護も同じだと思うんです。
各家庭それぞれ違いはあるものの、やっぱり孤立しやすい。
介護サービスは使っていても、悩みやストレスの解消はなかなか出来ない。
癒やす場所も時間も全く足りていない。
ダブルケアパートナーを始めとする全国各地のダブルケアの支援団体は、ダブルケアで困っている人たちの安らげる場所であり、救いの手を差し伸べてくれる存在だと思います。
これからも、支援の輪が地域全体、日本全体、世界全体に広がりますように。
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