今や小学生でもスマホを持つ時代。
もはや、インターネットは生活に欠かせない存在です。
より身近で、便利になったことに伴い、インターネットに起因する痛ましい事故や事件も増えています。
子供の身を守るため、そして、自分の子供が不用意に他人を傷つけてしまうことがないよう、一定のルールは必要です。
そこで、今回は、我が家のルールについて書いてみようと思います。
あくまで、不登校の我が家のルールです。その点、ご了承ください。
Youtube
時間制限
設けていません。
ただし、テレビにうつして離れて見ること。
スマホで見る場合は1時間以内。
コメント欄の使用
自由にコメントして良し。
ただし、配信者を傷つけるようなコメントはしなこと。
また、他人の良くないコメントに対して自ら絡みにいかないこと。(正義感が強いとやりがち…)
自分が配信者だったらどんなコメントもらったら嬉しい?
を基準にするよう、伝えています。
キッズモード
していません。
娘の好きなゲーム実況や、ゆっくり茶番劇(東方プロジェクト)などのカテゴリーは、キッズモードにしてしまうと見れなくなってしまうためです。
就学前の年齢の子には効果的だと思います☆
動画の種類
制限はしていませんが、私がバラエティー番組が苦手で頭痛がしてくるので、娘には大声で騒いだり、バカ騒ぎするような動画は控えて欲しいとお願いしています。
幸い、娘が視聴している動画は、ほとんどが自動音声を使用したゲーム実況なので、巷で問題になるような類の動画を見ていないので助かっています。
音量の調節も大切。
リビングで見ているので、同じ空間を利用する家族にも
配慮することを同時に教えています。
その他
不安が強い娘にとって恐怖を煽るような動画は禁忌中の禁忌です。
ホラーゲーム、ゾンビゲーム、見た目がグロいモンスターが出現するような刺激の強いものは、症状を悪化させる危険があるため好きな配信者でも見ない約束です。
とはいえ、youtubeは特定のジャンルだけを非表示にすることができません。
サムネイル画像やタイトルをしっかり確認して、見ても大丈夫な動画かを再生する前に判断するように伝えています。
もし、予想外に怖いシーンが出てきてしまったら、そこで視聴を止めたり、他の動画に切りかえたりを娘が自分でして対処しています。
オンラインゲーム
現在、娘は、2種類のオンラインゲーム(ソシャゲ)をプレイしています。
ですが、10歳未満でオンラインゲームをするのは基本的にお勧めしません。
理由は、『課金要素』と『コミュニティ機能』があるからです。
低年齢でのオンラインゲームは、保護者の管理が必要不可欠です。
更に、なぜそのような管理が必要なのかを子供自身が理解することも必要です。
年齢が低い場合、そこまで理解できないこともありますので、自分の子供をよく見てゲームをさせるか判断しましょう。
課金
基本的には制限なし。
ただし、自分のおこずかいで買える範囲内。
親は一切出しません。
小3の娘のおこずかいは月に500円。
貯めている分も含め、その中で利用するのなら良し、としています。
私がクレジット決済で立て替え、娘は私に代金を支払う、という流れです。
決済は母親が操作します。
パスワード入力画面も見せません。
一度だけ、ガチャ課金に数百円使いましたが、欲しいアイテムが出ず、ただ自分のおこずかいが減っただけ…ということに悲しくなって以降、ガチャ課金はしていません。
マイクラのスキンやワールド購入はこれまでも何度か購入経験があります。
課金は取り消せる…?
上記の事例を読む限り、ケースバイケース。
必ずしも返金が保証されていないようですので、各家庭で対策を講じる必要があると思います。
オンラインゲームにおける注意ポイント
オンラインゲームトラブル | 消費者庁 (caa.go.jp)
- 生年月日等の利用者情報を正しく登録しましょう。
- パスワード等の登録情報を厳重に管理し、むやみに他人に教えないようにしましょう。
- 無料と有料の境目を十分見極め、有料サービスの利用時には、課金状況を随時確認しましょう。
- 保護者として、課金状況を自分の目で定期的に確認しましょう。
- 少しでも不審なことがあれば、遠慮せずに各地の消費生活センターに相談しましょう。
大分県消費生活センターのWEBにシュミレーションがありました。
ぜひ体験してみてください。
子供が失敗する前に
大人側で予め予防策を!
子供の年齢や性格にもよると思いますが、『課金はダメ!』と問答無用で制限をかけることは、より課金への欲求を高めてしまうこともあると思います。
課金のリスクを説明し、話し合ったり、実際に自分のお金で課金して失敗する経験(お金を失う経験)をすることにより、コントロールできるようになるケースもあると思います。
switchでも有料のダウンロードコンテンツは存在しますが、オンラインゲームは比較にならないほどに課金要素が多いです。
また、課金アイテムだと一目で判断できないような表示になっていることもあり、本人も意識せずに誤って購入してしまうこともあると思います。
他にも、友達に自慢したい、はもちろん、友達と同じアイテムを購入しないと仲間外れにされてしまうからダメなのはわかってるけど内緒で課金してしまった
というケースもあると聞きます。
どの程度課金要素があるか
平均単価はいくらか
自分で買える金額なのか
などをゲーム開始前に親子で一緒に確認しましょう☆
コミュニティ参加
許可しています。
というか、ゲーム攻略のために、コミュニティ(サークル)のメンバー間でアイテム交換などが必要不可欠だったりもするので、参加せざるを得ない、というのが実態です。
チャット機能
LINEのように、会話ができるチャット機能がついていることも多いです。
チャット機能は、先に述べたように、
・サークル内の特定の人としか会話できない場合
・制限なく不特定多数の人と会話できる場合
の2通りあります。
娘は、どちらのゲームもしていますが、不特定多数の人と会話できるものは禁止しています。
グループ内(特定のメンバー)でのみ会話できるゲームでは、
小学生であること・親が管理していることを公表することで、許可しました。
(〇〇の母親です、という感じで私がコメント欄に入力しました。)
実際は、逐一、子供がどんな会話をしているのか管理していません。
子供にもプライベートな部分がありますからね。
ゲーム中の子供の表情や機嫌で様子を伺っています。
サークル管理者の理解もあり、今のところトラブルは起きていません。
対象年齢を要確認!
ゲームは、ソフトによって年齢制限が設けられています。
とはいえ、開始前に簡単な質問に答えるだけでスルーできてしまうことが多いです。
グラフィックがきれいだから…
キャラがかわいいから…
というだけで始めると、思いがけず精神的ダメージを受ける可能性もありますので、注意が必要です。
CEROとは (セロとは) [単語記事] – ニコニコ大百科 (nicovideo.jp)
性的描写、暴力的、ドラッグ服用などのシーンがあることも。
ゲーム内容を、事前に親子で確認してから始めましょう!
依存状態とは
一日中、テレビばかり…。
何時間もゲームしてる…。
と聞けば、それって依存状態なんじゃない?と思われると思います。
でも、みんながみんなそうじゃないと思っています。
個人的には、【テレビやゲームがないと自分の機嫌すら取れない状態】が危険な依存状態だと思っています。
機嫌が良い
家族とのコミュニケーションが取れている
ご飯やお風呂などの時間は一旦やめることが出来る
昼夜逆転していても、1日のどこかでまとまって睡眠が取れている
インターネット以外の外部との接触が最低限出来ている
このような場合、目くじらを立ててゲーム機を取り上げるようなことをする必要はないんじゃないかな…と思っています。(あくまで個人的な見解です💦)
私は、娘がゲームやテレビすら楽しめなかった時期を知っています。
無気力に、流れる映像を見つめているだけの時がありました。
布団に突っ伏してただ時間が過ぎていくだけの時もありました。
その時に比べたら、少しでも笑顔でいられる時間が増えたことは良い変化だと前向きに捉えています。
ルールは、親だけで一方的に決めず、子供と一緒に話し合いながら決めましょう☆
不登校はルールが甘い?
学校に行っている子供と比較したら、我が家のインターネットのルールは圧倒的に緩いです。
時間制限がない時点でもう…ゆるっゆるです。
でも、最初からこうだったわけではありません。
そう担任に言われたこともありました。
『お母さんがもっと頑張らないと。お母さんに言えばなんでも叶えてくれると間違えて学習してしまいますよ』と担任に言われた時は、やっぱり自分が甘やかしているからなのか…突き放せば、娘は学校に行くようになるのかな…と自分を責めていたこともありました。
こんな風に身近な人たちから言われたこともありました。
これらは、みんな私たちのことを思っての言葉だったと思いますが、どれもただの脅し文句でしかありません。
親子で、試行錯誤してきての今です。
なので、今は、これがベストな状態だと思っています。
学校という社会の枠組みから外れる選択をせざるを得なかった子供の立場に立って考えてみると、また違うものが見えてくるのではないでしょうか。
不登校の子供たちは、学校に行かない選択をした時点で、深く傷ついています。
学校に行けない自分はダメな子だ…と、強く自己否定していることも少なくありません。
『テレビをたくさん見れてラッキー』
『学校休んでゲーム出来て最高~』
なんて心の底から思ってのほほ~んと過ごしている子供はそういないと思います。
年齢が上がってくると親との距離も空いてきます。
なんでも親が解決できるとも限らないし、子供の心を癒すのが親でない場合も出てくるでしょう。
インターネットが、その一助を担うことも少なくないでしょう。
インターネットは、娘のように外出が難しい子供でも、外の世界と繋がれる貴重なツールです。
むしろ、活用しない手はありません。
だからこそ、より安全に、より快適に利用できる社会や仕組みが出来ていくといいなと思っています。
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